田口美貴夫 機長の一万日 ― コックピットの恐さと快感!読了。日本航空のベテラン機長が語る空の逸話。これは面白いエッセイだった。
エッセイはそもそもあまり好きじゃないんだが、好きなエッセイというのもあって、たとえば岩城宏之楽譜の風景、フィルハーモニーの風景なんてのは好きだ。「機長の一万日」とは、ともに高度に専門的な職業を持つ人が、その職業にまつわるお話をまとめたもの、という点が共通かな。お話の聞かせ方もうまい。手軽に好奇心を満たせる。
まぁエッセイが嫌いだと思った理由は、たぶん教科書に出てくる二大エッセイ、つまり枕草子と徒然草のせいだろう。共通点は著者が偉そうなこと :)
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