日韓首脳会談もあったので、だいぶ前に読んだ本だが野平俊水韓国人の日本偽史―日本人はビックリ!。しかしこのアマゾンのレビューは酷いな。
まえがきにもあるように、この本は韓国人の「偽史」をあげつらって批判することを目的とするものではない。正しく歴史を知るために、韓国ではびこっている数々の「偽史」の成立過程を検証したものである。この中には、日本発の「偽史」も多く、著者は韓国人のみならず日本人に対しても警鐘を鳴らしている。実際、著者の危惧しているように、最近日本でも「偽史」が流行っている気がしてならない。たとえば、従軍慰安婦は合法的な売春にすぎないから軍の強制連行への関与だけが問題である、とか、日本は韓国に国家賠償をしているから個人賠償はする必要がない、なんてのは「偽史」の類ではなかろうか。著者の唱える「法則」にも矛盾はしないように思う (後者はちと微妙か)。
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