貧困率

国民所得の分布の中央値の半分未満を貧困とみなすらしい。その中央値は228万円 (2006年) だという。

我が家は4人家族。所得はたしかに456万 (228万÷2×4) 円より多いので貧困じゃないが、支出はかなり下回っているはず。日本というのは、貧困層でもこれだけの生活ができる豊かな国、という解釈の方が実感に合う。

(21:40追記 コメント欄にありますように、4人家族だから4倍、というわけではないようです。この場合我が家に当てはめると228万円 (月収19万) となり、保育園分+αがはみ出します。

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コメント(4)

なんか投稿に失敗したみたいなので、もう一度... 家賃+税金+健康年金で、既に余裕で228万円を突破しませんか? 家賃+税金+年金+保険+食費のように絶対必要な額を差し引いた結果、どれくらい余裕があるかが問題だと思います。 私が新入社員の頃は、それでも228万円よりはかなり多くもらってましたが、 かつかつで、貯蓄に回す額はあまりない生活でした。(まあ外食が多く、食費に月6万円くらい使ってたのと、バイクを持っていたのが大きかったんですが) 大企業所属だと、寮や社員食堂などが完備しているので、このあたりの感覚はだいぶ違うと思います。
所得というからには税金や年金は含まれないと思っていたんですがどうでしょう。 また、家賃に関しても、一人暮らしと家族持ちとではかなり違ってくる話で、本文での計算も子供がいないと仮定した時点でカツカツになります (とはいえ二人暮らしで月の所得が19 (228÷12) 万もあれば東京でも「大きなケガや病気など有事には破綻する、老後に困るかも」という程度)。エントリの趣旨は、統計マジックに近いものだから、数字自体にびっくりする必要はない、ということです。あと今の私は寮も社食もない小企業の勤め人ですんで誤解なきよう。
確かにその通りで、 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091020k0000e040071000c.html を見ると等価可処分所得ですから、税金や社会保険料は含まず、しかも世帯あたりではなく、一人あたりに換算した額なんですね。失礼しました。平成18年の民間の平均年収が 434万円くらいなのに、一人あたり換算所得が 228万円というのは結構多いのでびっくりです。等価可処分所得の計算は http://www.stat.go.jp/data/zensho/topics/1999-1.htm とのことなので、貧困の定義に当てはまるのは、一人暮らしだと 228/12/2*sqrt(1)=9.5万、二人だと228/12/2*sqrt(2)=13.4万、四人だと19万円未満ということになります。これぐらいだと、都会では家賃のファクターがとにかく大きそうですが、まあ生きてはいけますね。貧困の統計という意味だと、別の統計(最低賃金で働いている母子家庭…みたいな立場の人がどれくらいいるか)が必要な気が確かにします。今回の統計の解釈は、「貧困が多い」のではなく「所得分配の格差が広がっている(一億総中流なんて言っていたのは過去の話)」という方が実体に合ってそうですね。 あと、大企業というのは、新入社員の時期すなわち、前の会社を想定してました。:-)
あーなるほど、さすがに4人家族なら4倍、ちうことにはならんのですな。ありがとうございます。

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このページは、みが2009年10月21日 09:54に書いたブログ記事です。

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